笠原小学校の宝物の一つが掃除です。
掃除は健康な生活を送る上で必要なもの。でも面倒なもの。手を抜こうと思えばたやすい。楽をしたくなる自分と、いや、やりきろうと思う自分の間で心が揺れる。だからこそ学校で取組む値打ちがあるのです。
いつも完璧である必要なんてないし、そんなことは無理です。迷いながら、揺れながら、しかし環境委員会のリードで、先生も一緒に、一歩ずつなりたい自分に近づく努力をしています。その努力が、心が、こんな素敵な姿に表れています。
この歩みこそが宝物なのです。
代表委員会が前期からずっと続けている挨拶運動。寒いも暑い日も、毎日のように門に立ち、挨拶で登校する仲間に温もりを届けています。
今朝は、正門。素敵に挨拶をしてくれる人もいれば、返してくれない子もいると反省の声。
「キャンペーンで目標の「一日7人」に挨拶したからもう(しなくて)いいという子もいたよ」「それはおかしいよね」
ちょっと残念。でも、それでいいんです。活動の意味や値打ちを分かってもらうことにも、活動が大きなうねりになって本物になっていくにも時間がかかるもの。粘り強く続けてみよう。大変だった分だけ、大きな喜びと心の力がきっとみんなで共有できる。
大丈夫、6年生のリードのおかげで、笠原小学校にはたくさんの本物の活動が生まれつつありますよ。
自治という文化が、笠原小に根付きつつあります。
全員でご馳走様をした後は、全員で力を合わせて片付け。ススで真っ黒になった鍋を全力でゴシゴシと。見る見るきれいになっていきます。みんなで座ったベンチのほこりを手で払う人。できることを探して、よりよく、より美しく。素敵な目と心を持った人たちです。