子どもたちのいない午後の学校は静まりかえっていますが、学校の桜は今が盛りと咲き誇っています。あと10日待ってくれていれば、笠原小の素敵な子どもたちの笑顔の花との競演が実現したのに。春風に揺られた満開の枝から、ちらほらと散り始めているのを見ると、そんな思いを抑えきれません。
 桜、つつじ、ユキヤナギ、新緑の山。ドリームガーデンの栗の木も新芽が芽吹きました。秋になるとまた、つやつやした実を子どもたちにいっぱいプレゼントしてくれるのでしょう。
 しかし、葉桜もまた桜。希望に燃える心を照らす若緑が、入学する、進級する児童を迎えます。桜が散ってしまうのは名残惜しいですが、学校の木々も、私たちも、その日を楽しみに待っています。

本日3月24日(金)笠原小学校の1年が終わりました。チーム笠原が結束した1年は、春のような暖かさに満ちた日々でした。修了式後の学級活動では、お互いの成長や学級の歩みを喜び合いました。想像以上の速さで咲き誇りつつある桜に負けないほど確かな春の訪れと、新しい4月の素晴らしいスタートを確信させる姿でした。
 離任式では、15名の職員の転退職を伝えました。ご挨拶は年度明けの学校だよりで代えさせていただきます。お許しください。
 1年間本当にありがとうございました。来年度も、心の宝物に満ちた笠原小学校となるよう、チーム笠原として結束して参りましょう。どうかよろしくお願いいたします。

 3月23日(木)6年生が素晴らしい姿で卒業しました。
 最後の学級活動も元気で笑顔でした。二人の担任の先生も熱唱。旅立ちに花を添えました。成長と幸せを確信します。ご支援ありがとうございました。

3月22日(水)の朝です。ここのところの、陽気に誘われて、校地内の桜が開きはじめました。日当たりのいいところではちらほらと、西門付近の少し山かげになるところでも蕾がほころび始めています。何と、地面に出た根から直接咲いている花もありました。「はじめは花が地面に落ちてると思ったよ」見つけた子も驚いていました。春の息吹と逞しい生命力を感じます。
 掃除の後、5年2組の「ブラックタイガース」のメンバーに、チャレンジスポーツインぎふ事務局から届いた表彰状をお伝えしました。ボールパスラリー5年生の部で全県3位。結果もさることながら、チャレンジしたことそのものに、大きな意味と学びがあります。
 給食後の掃除、この日はいつにも増して、全校児童の気迫が感じられました。掃除場所のあちこちで、「最後の掃除だから頑張るよ」「卒業式だからしっかりやるよ」の声と共にスタートし、全力で集中。4、5年生はその後も残って翌日の準備。本当によく頑張ってくれました。
 素晴らしい卒業式になるに違いありません。

6年生はこの日、最後の授業を受けました。講師は校長です。

校長は子ども達に以下のような思いをしてほしいと願い、学校経営を続けてきました。

「小さな事かもしれないけれど、自分にはこんなよさがある。」「それを分かってくれている仲間が、先生がここ(笠原小)には確かにいる。」「みんなのおかげでなりたい自分に近づいた。」「夢がもてた」「自分は自分でいいんだ。生まれてきてよかったんだ。ここから始めればいいんだ。」「まちがってもいい。でもあきらめない。自分のために、誰かのために」

子ども達にそんな思いになってほしいと願うようになった根拠になるお話を、幼少期からの生い立ちからしみじみと、それでいてユーモアを織り交ぜお話をしました。子ども達も時には真剣な表情で、時には笑いながら聞くことができました。お話が終わると「だから心の宝物が大事なんだ!」と口々に話す子ども達の顔はとても晴々としていました。

学校だよりR4_15月号の②児童意識最終 1

3月20日の昼休み、後期の児童会委員長が校長室に集まり、1年間の歩みを振り返りました。アンケートの結果が示すように、どの委員長も、取り組んできたことが全校の仲間の心に響き、行動や雰囲気がよくなってきたと実感しています。雨の日も風の日も外に立ったり、毎日の地道な活動を丁寧に繰り返したり。そのときすぐには実感できなくとも、小さな行動を積み重ねることで大きなうねりを生み出すことができる。このことも、委員長を中心に全校児童で力を合わせて成し遂げた事実であり、全員の心の宝物です。

代表委員会が1年を通して取り組んできた挨拶運動。その熱意と、全校児童の協力が認められました。この日の昼休み、代表委員全員が校長室に集合。多治見市教育委員会の渡辺哲郎教育長より、賞状と記念の楯をいただきました。
「笠原小学校はいつきても雰囲気がよくて元気がある。皆さんの活動のおかげです。これからもよろしくお願いします」
 ありがたいお言葉も、決して大袈裟ではありません。頑張る子、それに応える子の思いが繋がって、春のような温かさが常にある笠原小学校の毎日が続いています。これからも、ずっとそんな学校であり続けるに違いない。そう確信できた時間でした。

2021年の7月3日、熱海市伊豆山で大変な災害が発生しました。大規模な土石流が発生し、28名もの方が亡くなりました。その災害に際し、多治見市から派遣され、救助作業に従事された、多治見南消防署の安藤様、水谷様が、4年生に、その際の体験と、防災についての心構えをお話しくださいました。
 真夏の救助作業の過酷さ、それでも被災者のために全力を尽くされたお話は胸を打ちました。命の大切さを再度実感した時間でした。本当にありがとうございました。

5年生のワークスペースで集会が行われ、7つの役割に9人が立候補しました。全員が自分の思いとつくりたい学校のイメージをはっきりと語りました。凛とした表情、張りのある声、思いのこもった言葉。全員が素晴らしく、多くの子が「(選ぶのは)むずかしい!」と悩んでいました。
 間も無く新しい春。新しい笠原小学校が、いっそう素敵な学校になる春を確信させるに十分な、頼もしい姿でした。

1年生の児童が、職員室前の草地で大はしゃぎ。小さな花を摘んだ後は、てんとう虫を見つけて大喜び。花壇のチューリップも咲き始めました。桜の蕾もほころび始めました。