奈良公園の班活動では、どの班も感染対策をして楽しく歩きました。疲れた仲間を思いやったり、チェックポイントの先生と楽しく関わったり、地元の方と上手に触れ合ったりしました。また、さわやかな挨拶をする姿もあちらこちらに見られました。普段のよい姿が奈良にきても出せています。素晴らしいことです。

 

 

奈良公園に到着しました。南大門の金剛力士像の大きさにびっくり。学級写真を撮影しましたが、ここでも人が割と少ないのと、学校での撮影並びの練習のおかげで大変スムーズでした。シカもたくさんいて子どもたちにとっては、かわいいやら、こわいやらで微妙な距離感がかわいらしかったです。

大仏殿では、せーので顔を上げて見上げました。大仏の大きさに「おーー」と歓声をあげました。

お昼ご飯をいただきました。大変行儀よく、普段の黙食が生きていました。子どもたちは、お店の感染対策に驚き、「やっぱり黙食やね」と言い合う姿が印象的です。また、「ごちそうさまでした」の挨拶の後、「椅子をしまってねー」と声をかける係の子もあり素晴らしい姿だと感心しました。

法隆寺に着きました。天気はとてもよく、全員元気です。今日の法隆寺は人が少なく、見学するには最高です。ガイドさんのお話をよく聞いて、一生懸命メモをとる姿がさすがです。

 

 

 

 

青空の下、2年生がまち探険にでかけました。学級をAチーム(カトウデンキさん)、Bチーム(三千盛さん)、Cチーム(ヨコイ屋仏壇店さん)、Dチーム(キューピーさん)、Eチーム(マルナカストアさん)の5つに分けて、それぞれ楽しく見学しました。学級では、誰がリーダーでがんばるのか。どのような質問をしようか。安全を守るときのルールはどうするか・・・さまざまな準備をして出かけました。道中、地域の方にも元気な挨拶をしてがんばりました。        また、地域の6名の方に支援していただき、事故にあうこともなく安全に校外学習を楽しむことができました。おせわになり、ありがとうございました。

先日、保護者の皆さまのボランティア作業により、運動場に土を入れました。その土はいただきものでしたが、大きな石が混ざっているため児童が転んだりすると危険もあります。昼の放送で石拾いを呼びかけたところ大勢の子ども達が集まってくれました。短時間でしたが多くの石を拾うことが出来ました。子ども達は気持ちよく作業してくれました。中には「ボランティアたのしい!」と言う子もあり、ステキだなと思いました。

今から25年以上も前ですが、笠中学校では土曜日の弁当の後「美化大行進」というボランティアによるゴミ拾いがありました。その時もキラキラした表情でゴミを拾っていました。その時生徒だった子が今の保護者さんにはたくさんみえます。何か時代を超えた繋がりを感じます。

野外炊事の後は「きた時よりも美しく」の心で協力して片付けを行いました。すすで真っ黒になった鍋、炭の残ったかまどを徹底的にきれいにしました。手が切れるほど冷たい山の水にも負けず、ピカピカになるまで鍋を磨き上げました。たくましい素敵な子達です。

いよいよ退所式。2日間お世話になった赤尾先生から、「60名という大人数にも関わらず、一人一人がしっかりと何をすべきか考えて動いていた。10数名の団体でも、二日間一緒にいると自分の声が枯れてしまうことが多い。『静かにしろ!』と何ども大声を出さなければならないから。笠原小学校では全くそんなことがなかった。嬉しかった」と言っていただきました。
ここまでの生活を通して取り組んできたこと、みんなで支え合った事実の積み重ねが、素敵な姿として、外部の方に認めていただけたことは大きな宝物です。
学校到着後の解散式。疲れた表情の中にも充実感が漂っています。
実行委員に、班長に、代表委員に、先生に、おうちの方に、そうしてお互いに。支えてくださった全ての人に拍手を贈り、感謝と笑顔で5年生の宿泊研修は幕を閉じました。

 

 

部屋をきちんと片付けた後は、施設内の掃除を行いました。学校の日常の宝物を、研修先でも実行したいという願いで実行しました。
その後は野外炊事。マッチのすり方、新聞紙への火の付け方から順を追って教えていただき、かまどを組み、火をつけました。食事はハイゼックスというビニール袋に洗ったお米を入れ、鍋で湯煎して炊きます。同じ鍋にレトルトのカレーを入れて温め、カレーのお昼ご飯です。コロナで共同調理は諦めましたが、これも災害時を想定すればよい経験です。
火には不思議な力があります。苦労して火を起こし、調整しながらどんどん談笑が弾みます。「これは楽しい!」と笑顔を交わす姿は心温まるものでした。