奈良公園の班活動では、どの班も感染対策をして楽しく歩きました。疲れた仲間を思いやったり、チェックポイントの先生と楽しく関わったり、地元の方と上手に触れ合ったりしました。また、さわやかな挨拶をする姿もあちらこちらに見られました。普段のよい姿が奈良にきても出せています。素晴らしいことです。
先日、保護者の皆さまのボランティア作業により、運動場に土を入れました。その土はいただきものでしたが、大きな石が混ざっているため児童が転んだりすると危険もあります。昼の放送で石拾いを呼びかけたところ大勢の子ども達が集まってくれました。短時間でしたが多くの石を拾うことが出来ました。子ども達は気持ちよく作業してくれました。中には「ボランティアたのしい!」と言う子もあり、ステキだなと思いました。
今から25年以上も前ですが、笠中学校では土曜日の弁当の後「美化大行進」というボランティアによるゴミ拾いがありました。その時もキラキラした表情でゴミを拾っていました。その時生徒だった子が今の保護者さんにはたくさんみえます。何か時代を超えた繋がりを感じます。
野外炊事の後は「きた時よりも美しく」の心で協力して片付けを行いました。すすで真っ黒になった鍋、炭の残ったかまどを徹底的にきれいにしました。手が切れるほど冷たい山の水にも負けず、ピカピカになるまで鍋を磨き上げました。たくましい素敵な子達です。
いよいよ退所式。2日間お世話になった赤尾先生から、「60名という大人数にも関わらず、一人一人がしっかりと何をすべきか考えて動いていた。10数名の団体でも、二日間一緒にいると自分の声が枯れてしまうことが多い。『静かにしろ!』と何ども大声を出さなければならないから。笠原小学校では全くそんなことがなかった。嬉しかった」と言っていただきました。
ここまでの生活を通して取り組んできたこと、みんなで支え合った事実の積み重ねが、素敵な姿として、外部の方に認めていただけたことは大きな宝物です。
学校到着後の解散式。疲れた表情の中にも充実感が漂っています。
実行委員に、班長に、代表委員に、先生に、おうちの方に、そうしてお互いに。支えてくださった全ての人に拍手を贈り、感謝と笑顔で5年生の宿泊研修は幕を閉じました。