心の宝物で賞

本年度、笠原小学校では「心の宝物が見つかる学校」を合い言葉に、児童一人一人の自己肯定感(「自分にはいいところがあるよ、みんなもそれをわかってくれているよ、生まれてきてよかったよ」という小さくても確かな自信)を伸ばそうと取り組んでいます。

そのために、次の4つに取り組んでいます。

①学級での「よさみつけ」

毎日の帰りの会で、子どもたちが、担任が、見つけた、気づいた、仲間のよさを発表します

②毎週の職員打ち合わせで行う「子どもたちのよさ」の交流

今年度から始めました。教職員自身が見つけた、気づいた全校の子どものよさを発表しあい、全職員で共有しています。「この前の先生たちの打ち合わせで○○さんのこんな素敵な話を聴いたよ」と、多くの職員がその子に声かけをしたり、保護者の皆様にご連絡したりしています。

③お誕生日おめでとうメッセージ

お昼の放送でその日に(休日にかかるときは前後で)生まれた子を全児童に紹介し「誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとう」のメッセージを伝えています。担任は電話やカードでおうちの方にお伝えしています。

④「心の宝物で賞」

職員打ち合わせで交流された子どもたちのよさや、校長自身が校内で見つけた、気づいた子どもたちのよさの内から、校長が「この子のここをこそ伸ばしてほしい」と強く願ったり、強く感動したりした姿をとらえ、小さな賞状を渡しています。

下は、本日6月26日(金)に4年生女子のAさんに贈られたものです。

 

0626心の宝物で賞

4年生は思春期の入り口。それをした方がよいとわかってはいても、仲間に積極的に注意や 呼びかけ、提案の声をかけることに少しずつ照れる気持ちや、面倒に思う気持ちが出てくる時期です。学校を再開してまだ間もない頃、掃除のはじめにこの子が「きれいにしよう」と周りの子に照れたり気後れしたりせず呼びかけた勇気と、仲間もそれを受け止めら動いていたさわやかな姿に感動したものです。子どもたちが自分の「心の宝物」をもつ助けになればと願って続けます。