野外炊事の後は「きた時よりも美しく」の心で協力して片付けを行いました。すすで真っ黒になった鍋、炭の残ったかまどを徹底的にきれいにしました。手が切れるほど冷たい山の水にも負けず、ピカピカになるまで鍋を磨き上げました。たくましい素敵な子達です。

いよいよ退所式。2日間お世話になった赤尾先生から、「60名という大人数にも関わらず、一人一人がしっかりと何をすべきか考えて動いていた。10数名の団体でも、二日間一緒にいると自分の声が枯れてしまうことが多い。『静かにしろ!』と何ども大声を出さなければならないから。笠原小学校では全くそんなことがなかった。嬉しかった」と言っていただきました。
ここまでの生活を通して取り組んできたこと、みんなで支え合った事実の積み重ねが、素敵な姿として、外部の方に認めていただけたことは大きな宝物です。
学校到着後の解散式。疲れた表情の中にも充実感が漂っています。
実行委員に、班長に、代表委員に、先生に、おうちの方に、そうしてお互いに。支えてくださった全ての人に拍手を贈り、感謝と笑顔で5年生の宿泊研修は幕を閉じました。

 

 

部屋をきちんと片付けた後は、施設内の掃除を行いました。学校の日常の宝物を、研修先でも実行したいという願いで実行しました。
その後は野外炊事。マッチのすり方、新聞紙への火の付け方から順を追って教えていただき、かまどを組み、火をつけました。食事はハイゼックスというビニール袋に洗ったお米を入れ、鍋で湯煎して炊きます。同じ鍋にレトルトのカレーを入れて温め、カレーのお昼ご飯です。コロナで共同調理は諦めましたが、これも災害時を想定すればよい経験です。
火には不思議な力があります。苦労して火を起こし、調整しながらどんどん談笑が弾みます。「これは楽しい!」と笑顔を交わす姿は心温まるものでした。

全員元気に起床。検温、健康チェックの結果体調不良者もゼロ。恵那山は今朝は雲の中。少しどんよりしていますが、時間と共に晴れ間が増えてきました。今日もいい日になりそうです。
朝食、朝の集いを行いました。全員笑顔で元気です。これから掃除を行います。

快晴の空の下、午後も順調でした。
初めてのボート体験はライフジャケットをきちんと着用。漕ぎ方の基本を教えていただき、いざ湖上へ。なぜか、前に向かって進んでしまうボート、桟橋になかなか横付けできないボートなど、悪戦苦闘もありましたが、青空の下、歓声がこだましました。
グラウンドゴルフではホールインワン連発の子など、これもよく頑張りました。
そしてキャンプファイヤー。ファイヤー係の「盛り上がりましょう!」の呼びかけに応え、全員で心を一つにして、楽しみました。一人一人の、みんなで楽しもうという思いが一つになりました。身を切るような寒さの中、赤々と燃える炎と夕焼け、そうして全員の笑顔がとても感動的でした。
その後は美味しい夕食とお風呂。黙食をきちんとやりきり、お腹いっぱい食べました。
おかげさまで全員笑顔で元気です。

 

 

 

 

恵那山荘に到着しました。バスを降りたとたん、ひんやりとした空気に「寒い」と首をすくめました。今朝は4度くらいまで冷えたそうです。高原の自然が爽やかに、厳しく出迎えてくれました。
入所式、施設使用の注意、布団のたたみ方、シーツの返し方を教えてもらいました。赤尾先生にオリエンテーリングの仕方について教わり、いよいよ出発。いくつかアクシデントもありましたが、全員無事ゴールできました。
ぺこぺこのお腹にはおにぎりが最高。恵那山に見守られて、最高のお昼ご飯をいただきました。

快晴の空に、真っ白に冠雪した御岳山がくっきりと浮かんでいます。ぐっと冷え込みましたが、最高の天気に恵まれ、出発式を行いました。実行委員と先生の話を笑顔で、姿勢良く受け止めています。素敵な二日間になりそうです。

真剣に聴き入る

2年生は「地域の職人さん(ヨコイ屋仏壇店の杉浦さん)から、笠特産のタイルを使った工芸品について教えていただき、職人の技や地場産業について興味をもつ」をめあてに、金箔を貼ったタイルに絵を描く体験をしました。低学年にしては難しい工程もありましたが、全員の子が粘り強く完成させることができました。

10月10日(日)第2回目の愛校作業(運動場整備)を実施しました。
第1回目に引き続き、たくさんの保護者さんにご協力いただきました。飛び入りの方もあり、本当に助かりました。ありがとうございました。明日からは児童と共に気になる石拾いをして、安全な運動場を作っていきます。

本日、5年生が弁護士(法律家の立場)による「いじめ未然防止」の授業を受けました。笠原の子ども達は「いじめはいけない」と感じていますし、事実、仲間を大切に考える子ばかりです。しかし、漠然と感じている子達に法律家として「誰もが平等にもつ人権を守ること」を丁寧にお話しいただきました。
授業が終わると子ども達は「いじめは人権を奪う行為だからいじめはいけない」と言えるほどでした。また、大切なのは、まわりで傍観者にならないこと。できれば「ダメだよ」、それが難しければ「先生に相談する」、それでも難しければ「あなたは一人じゃないよとメッセージを送る」と学びました。それが「お互いの人権を守り合う」ことにつながります。恵那山荘で学んだことを発揮できればよいと思います。

本校から2名の児童が発明工夫展に入賞しました。お昼の放送で紹介し、全校から拍手をもらいました。充実した夏休みになったことでしょう。大変よく頑張りました。