2/5(金)に、教員向けのプログラミング教育研修を行いました。プログラミング教育というと、パソコンを使って命令文を打ち込んでいく…と難しく考えがちです。しかし、私たち教師が子どもたちに学ばせていく上で大切なことは、「プログラミングを学ぶ(学ばせる)」のではなく、「プログラミング的思考」を身に付けられるようにしていくことです。簡単に言うと、「やりたいことをどんな条件や順序でやると、一番いいかを考えること」です。そう考えていくと、算数での計算の順序や家庭科の調理の手順など、より身近なことであることが分かりました。

 研修の中では、ビジュアルプログラミング言語(命令文を入力するのではなく、パソコンの画面上にあるブロックやアイコンなどのオブジェクトを操作して、画面感覚的にプログラミングできる言語)を使って、ミニロボットを動かしてみることをやってみました。ミニロボットの動きを楽しみながら考えることができ、大変有意義な研修になりました。


 あおぞら学級の子どもたちが、「心のとも運動」を通して、学校で使える文具を買ってもらえるように、全校の仲間や先生方に働きかけました。(1/25の投稿参照)

 1/29(金)、その販売によって得た収益の一部を報酬としていただき、「買い物学習」に行ってきました。事前に買うものを決めてから出掛ける子、店に行ってから決められた金額の範囲内で買いたいものを決める子など、一人一人の状態やねらいに合った買い物学習を楽しみました。レジで店員さんに対して「お願いします」「ありがとうございます」等のあいさつを交わし、コミュニケーションを取ることもできました。

 これまでの活動を通して、子どもたちは望ましい勤労観や職業観につながる人の役に立てたという自己有用感を得ることができました。また、得た賃金を使って好きなものを買い、代金を支払って商品、お釣りやレシートをきちんと受け取るという経済活動を体験してきました。

 現在では、電子マネーやタブレット決裁(クレジット)の利用もあり、現金を支払って購入する機会が減ってきています。買い物経験の少ない子どもたちには、お金と商品の等価交換だけでなく、その延長上にキャッシュレスが存在することを理解させていかなければなりません。また、筆算ができる等の計算としての技能は身に付いていても、100円は10円が10枚と同値であることや、代金ぴったりの金種が用意できないときは、持っている金種で多く払えばいいということが、まだ分かっていない子もいます。成長とともに気付いたり身に付いたりしていくのかもしれませんが、キャッシュレスが進めば進むほど、こういう知識が必要だということは、見過ごされていってしまうかもしません。特支学級の学習内容や学習素材の工夫をしていかなければならないと感じています。

 いずれにしても、買い物をすることは、現金やキャッシュレスにかかわらず代金を支払って商品、お釣りやレシートをきちんと受け取るという経済活動の基礎基本であり、社会的自立を目指していく子どもたちにとって大切スキルでもあるので、これからもこうした経験ができるようにしていきたいと思います。


 1月18日(月)に、三菱自動車岡崎工場とリモートで、工場見学の授業を行いました。

 自動車が完成するまでの工程や、自動車工場での製造の工夫について学習しました。子ども達は、工場の方が話されることと社会の授業で学習したことを比べながら、話を聞くことができました。また、リモート上で質問したり、聞き取ったことを忘れずに書き留めたりする子どもの姿もありました。工場での製造の様子や実際に働く人の話を聞き、工夫された自動車作りについてより興味をもつことができました。

 あおぞら学級の子どもたちが、「心のとも運動」を通して、学校で使える文具を買ってもらえるように、全校の仲間や先生方に働きかけました。 知的学級(あおぞら1組)では、「生活単元学習」の中で、注文書を見てiPadに注文を入力して金額を計算したり、現金が計算した額に合っているかどうか確かめたりしました。

 そして、発注した商品が納品されると、注文書に合わせて商品をそろえて袋詰めをしました。 また、商品の配達も行いました。配達には、自・情学級(あおぞら2組)の子どもたちも加わり、休み時間を使って配達しました。配達先の先生たちとのコミュニケーションを取りながら、「商品をお届けに来ました。」「ご注文ありがとうございました。」と告げて商品を渡し、「配達完了票」を使って、受け取りのサインをいただいてきました。受け取った人からは「ありがとう、ご苦労様。」や、「顔を見て話そうとしていたね。」「きちんと向きまでかえられたね。」とほめていただきました。そして、子どもたちは、販売による収益の一部を対価としていただき、後日、買い物学習を行う予定です。