2/19(火)の昼休みの時間を使って、本校のクラブ活動の1つである器楽クラブが発表会を行いました。これまで1年間の練習の成果を多くの子どもたちの前で披露しました。
リコーダー演奏は「学校坂道」を、合唱ではAKB48の「365日の紙飛行機」を歌いました。ひと月に数回しか行えないクラブ活動ですが、発表後聴いてくれた多くの仲間たちから拍手をもらい、やり切った充実感でいっぱいでした。
特支学級の子どもたちが、「こころの友運動」を通して、学校で使える文具を買ってもらえるように全校の仲間や先生方に働きかけました。
知的学級(あおぞら1組)では、「生活単元学習」の中で、注文書を見て一覧表に転記したり、iPadに注文を入力して金額を確認したりしました。そして、発注した商品が納品されると、注文書の商品の数と合うように商品をそろえて袋詰めをしました。
商品の配達も行いました。配達には、自・情学級(あおぞら2組)の子どもたちも一緒になり、休み時間を使って配達しました。配達先の先生たちとのコミュニケーションを取りながら、「商品をお届けに来ました。」「ご注文ありがとうございました。」等のあいさつを交わし、「配達完了票」を使って、受け取りのサインをいただいてきました。そして、子どもたちは、販売による収益のごく一部を対価としていただきました。
そして、1/31(木)、そのお金を使って「買い物学習」に行ってきました。事前に買うものを決めてから出掛ける子、お店に行ってから決められた金額の範囲内で買いたいものを決める子など、一人一人の状態のねらいに合った買い物学習を楽しみました。レジで店員さんに対して「お願いします」「ありがとうございます」等のあいさつを交わし、コミュニケーションを取ることもできました。
今回の活動を通して、子どもたちは望ましい勤労観や職業観につながる人の役に立てたという自己有用感や、得た賃金を使って好きなものを買い、買い物をすることで代金を支払って商品、お釣りやレシートをきちんと受け取るという経済活動の基礎基本を体験することができました。
また、今回の活動にあたり、家庭では、電子マネーやタブレット決裁(クレジット)の利用もあり、現金を支払って購入する機会が減ってきているという現実もありました。買い物経験の少ない子どもたちにはお金と商品の等価交換だけでなく、その延長上にキャッシュレスが存在することを理解できるようにしていかなければならないことが再認識でき、特支学級の学習素材や学習内容の工夫の必要性を感じました。
いずれにしても、現金による買い物は身近な経済活動の基礎基本はであり、社会的自立を目指していく子どもたちにとって大切なスキルでもあるので、これからもこうした経験ができるようにしていきたいと思います。
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