2年生の英語の授業です。隣同士でシルエットクイズ。三角形をいくつ集めればその図になるのか。算数的な思考も強く求められます。休んだ子の代わりに飛び入り参加の私は、実は算数が大の苦手。初めは意味がつかめず戸惑いました。
 するとMAさんが「こういうことだよ」と教えてくれました。困っていた私の心中を察し、すかさず助けてくれた彼女の優しさのような、温かく、楽しく、元気いっぱいの授業でした。

1年生の廊下と教室です。廊下の雑巾掛けの、ボロボロになった雑巾が、丁寧に掛けてあります。ぼろぼろになるほど力を込めて磨いたあとは、気持ちを込めて丁寧にかける。些細なシーンですが、こんなところにも、1年生が、笠原小学校がここまで積み上げたものの確かさが伝わります。
 教室には、次の1年生に贈る掲示物。校地内のスイセンが開き、桜の蕾は一層膨らみました。
 春はすぐそこです。

3月13日(月)の午後、6年生が中学校へお邪魔し、半日の間、中学校の雰囲気を学んできました。校長先生や教務主任の先生のお話、授業参観と部活動参観、2年生の合唱と次期生徒会長のお話と盛り沢山な内容でした。参観するときの、6年生の生き生きとした表情、1年前、2年前に6年生だった先輩のたくましく成長した姿。どちらも新鮮で感動的でした。お世話になった笠原中学校の皆様、本当にありがとうございました。

校地内にスイセンが芽生えました。桜の蕾もずいぶんふくらんでいます。まもなくどちらも美しい花を咲かせるのでしょう。児童の進学・進級を祝うように。春はもうすぐです。

卒業を再来週に控えた6年生が、小学校生活を支えてくれた校舎や下級生、先生への感謝を込めて、校内のあちこちを掃除したり整えたりする作業をしてくれました。
 暑い午後、懸命な作業に汗を流す姿は爽やかでした。頼もしいこの姿もあと少し。そう考えると寂しさも漂う。そんな時間でした。

 温かな風が吹き、絶好の外遊び日和の昼休み。教室前の花壇の草取りをする1年生。きっと花壇にも心にも、美しい花が咲きますね。ありがとう。
 あとの2枚は、失くしものをしてしまった仲間のために、休み時間も探し続ける人たち。校務員のSさんも。昨日も含めて、本当はもっとたくさんいました。なくした人は、どれほど心強いことでしょう。
 笠原小には、こんなやさしい人がたくさんいます。

笠原小学校には、学校でも学校の外でも多くの子が活躍しています。空手道選手権大会で全国大会への出場を決めた子、多治見市文芸祭で素晴らしい成績を残した子、笠原校区青少年まちづくり市民会議の皆さんと笠原のためにがんばった子・・・笠原小学校ではいろいろながんばりを認め、紹介しています。

心を込めた準備期間を経て、今日、6年生を送る会が開催されました。
 5年生を中心に入念に準備された会場や校舎の飾り付け、力の入った発表。
 心が、魂が、命が洗われ、明日への勇気が胸に灯る、そんな素晴らしい時間でした。
 1年生の呼びかけと歌。元気いっぱいな声と笑顔は可愛らしく、しかし力強いものでした。2年生の呼びかけとダンス。生き生きした表情とキレのよさに、込めた気持ちと積み重ねた練習の確さが伝わりました。3年生の呼びかけ中に突然登場したよさこいソーランも、三三七拍子のビートも、6年生の胸にダイレクトに届いたでしょう。4年生の合唱の完成度の高さ。元気な声と表情、見事な指揮とピアノ。込めた心が伝わりました。
 5年生のキビキビした動きには、次の笠原小学校を背負う決意が表れていました。飾り付けから企画までの準備、会の進行から後片付け。しっとりとした歌声からも、優しさと共に頼もしさが伝わりました。
 そして6年生。入場から退場まで、この6年間で経験し、積み上げた全てが伝わる姿でした。下級生の発表を聴く姿、表情の優しさと頼もしさ。少しも揺るがない姿勢は、強いられた、とか、こうでなければならない、といった緊張とは違う、自然な、しかし毅然として自ら選び取った集中力に満ちていました。精一杯の歌声、男子の少し太くなった声も混じる、たくましく優しい呼びかけ。
 5年生にバトンをしっかりと手渡し、拍手に送られて退場する背中には、来るべき進学への、新たな門出への決意が込められていました。
 ありがとうの思いで全校が一つになりました。心温まる素敵な時間でした。