秋もますます深まり、校舎の中庭にある金木犀も甘い香りを漂わせるようになってきた10月16日。
3年生は、先週に引き続き現代陶芸美術館の先生をお迎えし、『上絵付け』の方法のひとつである『転写体験』を行いました。
「転写シートを好きな形に切って、20秒以上水につけるよ。」
「ドーナツ型にするときは、外側を切ってカップに貼ればくっついて見えるから真ん中の丸を切り抜くことはしなくていいよ。」
「文字をつけるときは、鏡文字にして切り抜くよ。」
「水で濡れている間は、転写シートは動くから自分のすきな所においていいよ。」
など、たくさん教えていただいたことを守りながら、2時間集中して取り組みました。
子どもたちの様子を見てみると、
「持ち手や底に転写できるんだ。もっと絵をつけよう!」
「アイディアがありすぎて時間が足りない」
と、作りながら発想をふくらませていました。
また、
「今までの授業の中で一番楽しいし、マグカップももらえるから思い出になる!なんでもっと早くにやらなかったんですか?」と朗らかに笑う子や
「(家族への)プレゼントにする」という転写体験を通して、日頃の感謝を伝えようとする子、「大人になったらお茶碗を作る人になる!」という、将来の夢に繋げる子もいました。
どの子もマグカップに思い思いの転写をして、自分だけの素敵な思い出作りとマグカップ作りをすることができました。焼き上がりが楽しみです。