10月の一ヶ月間を通して、社会福祉協議会の方を講師にお招きし、福祉に関わる様々な学習を行ってきました。
学習の柱として、『視覚障がい』、『肢体不自由』、『高齢者』の3つを掲げ、それらに関わる体験を行いました。
『視覚障がい』を学習するアイマスク体験では、アイマスクで見えない状況をつくり、白杖を使って校舎周りを歩きました。
普段何気なく歩いているアスファルトや砂場などでも、小さな段差やくぼみに足を取られ、真っ直ぐ歩くことも四苦八苦していました。
介助する立場も同時に経験し、声かけやそばに寄り添って行動することの大切さを学びました。
『肢体不自由』を学習する車椅子体験では、意外と素早く動ける車椅子に驚きながらも、たった1cmの段差がなかなか乗り越えることができず、周りにいる仲間と協力しなければ介助できないという大変さを体感することができました。だからこそ、周りの店などでは、入口のスロープ化が進んでいたり、ノンステップバス等があったりすることに気付く子もいました。
高齢者疑似体験では、視界を狭めるサングラスや音を遮るヘッドホン、関節部分を固定する装具を身に付け、体の機能が制限される状況をつくりました。この体験では、段差の上り下りに苦労する姿が見られました。だからこそ、一番身近な家族を思い起こし、優しく声かけしたり、ペースを考えて一緒に歩こうとすることを意識しようとしたりする姿が見られました。
これらの体験から、今後もっと福祉について調べ学習を進め、確かな学びとして生活に役立てていきます。