6月19日は「家庭の日」です

「家庭の日」運動は、1955年(昭和30年)に鹿児島県の小さな町で生まれました。家庭の中での家族の絆が薄れつつあることから「家庭を大切に」という願いと、当時ほとんど休みのなかった農業従事者のための「農休日」をという考えが一緒になって生まれました。

岐阜県では、昭和42年に岐阜県家庭の日を定める条例を制定し、毎月第3日曜日を「家庭の日」と定め、今日まで「心豊かで明るい家庭」づくりを推進してきました。

また、近年子どもたちを取り巻く環境が多様化していることに鑑み、平成26年12月に岐阜県家庭教育支援条例を制定し、各家庭における家庭教育への自主的な取組みを促し、社会全体で家庭教育を支えようという機運を醸成することで、より一層子どもたちが健やかに成長できる社会づくりをめざしています。

家庭は、ふれあいと安らぎの場であるとともに、青少年の人格が形成される基盤です。また、人との関係のあり方や社会のルールを学ぶ場でもあります。

 これらのことを家庭や地域が再認識し、「心豊かで明るい家庭」づくりを進めることが望まれています。「家庭の日」をきっかけにして、家庭の大切さや家族のあり方について見つめ直してみましょう。

■たとえば、こんな「家庭の日」を過ごしてみませんか

○テレビやインターネット、携帯電話から距離を置き、家族の団らんや話し合いの時間を作りましょう。

  家族みんなが集まって、今日あったことを楽しく話し合いましょう。大人は、子どもの話を最後まで聞ける心のゆとりを持ちましょう。家族の絆づくりは、まず会話からです。

  家庭の日は、インターネットを使わない「ノーネットデー」としませんか。

○家族そろって「いただきます」。家族で食事をする機会を持ちましょう 。

  家族で食卓を囲んでコミュニケーションを図ることは、健康な身体をつくると共に豊かな人間性を育みます。休日には家族そろって、ゆっくりと会話をしながら、食事をしましょう。

○家族みんなで協力して、仕事を分担して、お互いを支え合いましょう。

  掃除や食事の準備など、簡単なことでも家族が分担すれば、家族が助け合って生活することの大切さが実感できます。

○地域の行事や奉仕活動などに、家族みんなで参加して地域の人々と交流しましょう。

  近所の大人や異なる年齢の子どもたちと触れあうことは、子どもの社会性を育てることになります。また、地域の方とのつながりは、親にとっても大切なことです。

○スポーツやレクリエーション、芸術鑑賞など、家族で一緒に楽しみましょう。

家族でスポーツやレクリエーションに参加したり、芸術鑑賞をしたりと家族で過ごす楽しい時間を作りましょう。一緒に楽しむ中で、家族の理解が深まります。