北栄小学校は、令和4年度、多治見市のICT推進校に認定され、ICT教育に力を入れています。また、日本教育工学協会学校情報化認定委員会にて、「学校情報化優良校」に認定されました。
また、多治見市は、令和5年度、先進地域に認定されました。多治見市の全小中学校には、電子黒板機能のある大型モニター、一人一台端末(iPad)、ロイロノートスクール(アプリ)、Wi-Fiが整備されています。また、今年度より、3名のICT支援員さんが巡回しています。本校は指定校のため、毎週来てくださっています。
以下、本校のICT活用について、具体的に説明します。また、ホーム画面の記事から、関係する記事のリンクも貼っています。合わせてご覧ください。
1.調べる
観察をしたり、絵を描いたりする時に撮影して、後からじっくり調べることができるようにしています。
2.振り返る
授業中には、自分ができたかどうか振り返ったり、次の課題を見つけたりするために、ペアの子が撮影をしたりしています。
3.考える
考えをつくる場面では、「ロイロノートスクール(アプリ)」を使って、先生から送られてきたノートに書き込み、再度、先生に提出しています。先生は一覧で提出されたカードを見て確認することができます。時間短縮にもなります。キーボードを使ったり、ペンで書いたりしています。
4.見る
朝活動や授業で、動画を視聴することもあります。「NHK for School 」は魅力的な教材も多く、調べ学習で視聴している子もいます。写真下は「燃料電池自動車」という番組を視聴しています。また、多治見市では「School e-Library」でデジタル図書を読むこともできます。iPadを持ち帰っているので、家庭で利用している子も多いです。
5.メモする
デジタル教科書を使っている教科もあります。教科書の問題を見ながら、拡大して、さっとメモをすることができるので、役だっています。
6.まとめる
授業のまとめ等の場面では、文字でまとめるだけでなく、写真や動画をはりつけることもできます。より、理解が深まります。
7.発信する
児童会では、毎月、全校のみんなの素晴らしかった所を、教育目標「考える子 はげまし合う子 じょうぶな子」に照らして、動画をつくっています。全校朝会で紹介し、みんなの頑張りを全校で振り返ったり、児童会の思いを伝えたりする場をつくっています。他にも、いろいろな動画をつくって、全校に発信しています。
8.つくる
自分の作品をつくることも、iPadと使えば簡単にできます。図工の授業では「Koma Koma」というアプリを使って、コマ撮りをしたアニメーションをつくりました。試し撮りをして直している途中の作品がこちら ↓
9.提出する
「ロイロノートスクール(アプリ)」を使って、授業の始めの場面で、自分の考えを提出して交流にいかしたり、自分の動画やノートに書いたことを提出したりしています。先生は提出されたノート一覧をモニターに映して見せながら説明したり、指導にいかしたりしています。
10.鍛える
「スキルアップトレーニング」と名付けた朝活動では、プリントやノートで学習したり、iPadを使って、繰り返し練習をしたりすることで、学習内容が定着できるようにしています。iPadを使う時は、岐阜県が作成した「GIFU Webラーニング」https://www.pref.gifu.lg.jp/site/edu/168074.htmlという算数の学習サイトに挑戦したり、アプリを使ったり、プリント(PDF)を使ったりして学習しています。
11. つながる
保護者の方とも「ロイロノートスクール(アプリ)」を使って、毎日の健康確認をしています。コロナ禍で、GW等、休み期間中も、健康状況を入力していただけているので保護者の皆様のご協力に大変感謝しています。また、オンライン配信のニーズにも応えています。
12.共有する
教員同士の会議や研究会では、iPadを使って、資料や動画を共有して全員で見たり、討議をした内容を画面を見せながら説明したりしています。より理解が深まり、会議の時間の短縮や紙媒体を減らすことにつながっています。
13.整える
ICT教育の推進のためには、機材の導入だけでなく、機材の整備、修理、教職員への研修、日々の児童生徒へのサポート等、日々の改善が必要です。多治見市教育委員会をはじめ、関係機関、ICT支援員さんの日々の支えに感謝しています。また、多治見市では、GIGAスクール活用推進プロジェクト会議が令和2年度より設置され、定期的に実施されています。多治見市教育研究所を中心として、実践を広めたり、課題を改善したりしてくださっていることにも感謝しています。