11月12日(火) 「航空管制官」に就かれておられた堀井不二夫氏をお招きし、3年生を対象に「職業講話」の授業をしていただきました。

 

 堀井氏の中学生時代の夢は「パイロット」でしたが、高校生の時に重度の病にかかり、やむなくパイロットの夢を諦めることになります。しかし、飛行機が好きで、飛行機に関わる仕事がしたい思いは諦めませんでした。そんな中、求人雑誌で「航空管制官募集」の広告を目にし、パイロットにはなれませんでしたが、「航空管制官として第一人者になる!」夢を叶えられました。

 講話が始まったとたん、堀井氏は生徒にどんどん質問を投げます。

※飛行機はどうやって飛ぶの?

※飛行機が飛ぶまでに何人の人が関わるの?

※飛行機のタイムテーブル「出発時間」はどのタイミングの時間?などなど・・・

 わかっているようで、明確に答えられない・・・・生徒の顔は緊張のしっぱなしです。飛行機の仕組み、1機の飛行機が飛ぶまでには、多種多様の職種の方々が関わり決してどの場面でも手を抜くことができません。航空管制官は、その中でも非常に重要な、パイロットへ「離発着」の指示を的確に出す仕事です。国内には約2000人程の航空管制官がいます。その中の4割が女性だそうです。

 航空管制官の仕事は、「同じ言葉」「同じ基準の仕事」をされています。自分で判断し、責任も強いられる大変な仕事ですが、そのために知識を高め、働いている仲間とのコミュニケーションも欠かせないそうです。「パイロットと共に空を飛び、パイロットに寄り添う事が信頼関係を築き、パイロットに安心感を持たせることができる。」と話していただきました。

 講話の最後には、「航空管制官のジュミレーション」を体験しました。役者は、航空管制官1名・パイロット3名です。トランシーバーと実際にパイロットと管制官が会話している内容の「英文」を渡され体験しました。

          

 講話終了後、生徒の感想・・・こんな職業があるなんて知らなかった。飛行機を動かすのに大勢の人たちが関わっている事や、航空管制官の仕事は、非常に責任のある仕事で皆さんが責任を持ってやっていることが素晴らしいと感じた。仕事をやり終えた後の達成感がすごいと想像できる。と語ってくれました。

 将来夢を抱き職業に就く生徒たち。「やり甲斐のある仕事はどんなことなのか。」考える良い機会を持てたのではないでしょうか?

 堀井不二夫様、お忙しい中ご来校いただき心より御礼申し上げます。笑顔を絶やさず、ソフトな口調で話される姿がとても印象的でした。

 11月8日(金) 多治見市の教育委員会職員のみなさんが笠中へ訪問。国語・英語・理科・社会・数学・体育・音楽など、授業を受けている生徒の様子と特別教室の使用方などを見ていただきました。

     

 笠原中学校の生徒の様子を見られ、生徒が授業中に発言していること、生徒間の会話が楽しくなされていることは素晴らしい。と感想を述べられていました。また、給食を食べられ、懐かしんでいらっしゃいました。