南姫の魅力を探る一日。子どもたちは、講師にお迎えした宮嶋和弘さんから、この地域に息づく歴史の物語を聞きました。学校での講話に続き、今城址、三宮神社、岡田将監代官屋敷跡へと足を運びます。バスの中でも語られるエピソードに耳を傾けながら、子どもたちの表情はどんどん輝いていきました。
「すぐそばにこんな歴史ある場所があったなんて!」
「三宮神社に天皇陛下が来られたことがあるなんて、びっくり!」
「小さいときから知っている場所なのに、知らないことがいっぱいあった!」
次々にあふれる驚きの声。知っている“つもり”だった景色が、新しい輝きを放って見えた瞬間でした。子どもたちはそれぞれの心に、南姫の物語をしっかり刻むことができました。
この歴史探訪は、多くの方々のご協力で実現しました。陶技学園さんにはバスを貸していただき、可児市議会議員の天羽さんからは旗をご提供いただきました。そして「今城址を整備する会」の鈴木さんをはじめ皆さんには熱心なガイドをしていただきました。本当にありがとうございました。
子どもたちの心に芽生えた“郷土への誇り”。この出会いと感動が、やがてそれぞれの未来を照らす光となり、南姫を輝かせる星へと育っていくことを願っています。
