2年生 救急救命講習会

3年生が修学旅行へ行っている間、2年生は「救急救命講習」を行いました。

救急隊が現場到着する「約9分」の間を、どうやって人命救助ができるのか。真剣に学びました。

★心肺蘇生の流れ★ 「だろう」判断で行動をしないこと!

➀周囲の安全を確認する。・・・人命救助以上に自分の身を守ることも必要。

➁倒れている人の反応を確認する。・・・反応がない場合や反応しているかどうか判断が難しい時は、心肺停止の可能性がある。

➂大声で応援を求め119番通報とAEDの手配をする。・・・ひとりでやるのではなく、周囲の人にも力を貸してもらう。的確に何をどの人にやってもらうか指示する。携帯電話のスピーカー機能を活用すると、両手が使えて胸骨圧迫などが行える。

➃呼吸の確認・・・胸と腹の上がり下がりを見て「普段通りの呼吸」をしているか10秒以内に判断をする。自信が持てない、分からない場合は胸骨圧迫を開始する。

➄胸骨圧迫・・・胸のまん中を圧迫します。強く(約5cm沈み込む)・速く(100~120回/分)・絶え間なく戻す(胸が元の高さに戻るまで)

★体験してみると分かりますが、30回ほど圧迫するだけでも手が痛くなります。できるだけ多くの方に関わってもらうことが大切だと感じます。

➅AED活用・・・AEDをオープンすると細かく指示が流れます。指示通りに落ち着いてやること。この場合も1人ではなく数人いるだけで心強い。

最初、目の前の人形に対して現実をイメージせず遊び感覚でしたが、講師の方から「今日からみんなは、仲間や家族、さらには地域の人が心肺停止の現場に居合わせたら、直ちにAEDを使って助けなさい。」と言われました。「そのためには、今日やった講習もそうであるが、AEDが学校や地域のどの場所にあるのかを把握すること」と付け加えられました。

正直、ただの講習程度に考えていた生徒たちだったと思いますが、そう講師に言われ「はい!」と真剣な眼差しで答えていました。「そうか、講習を受けたからには、知っている自分たちがリードしなけければ助かる命が救えない場合もある。と改めて認識しました。」と感想を述べている生徒がいました。

今日の講習が、生徒たちにとって間違い無くプラスになったことでしょう!私自身も怖がらず、行動に移せる自信がつきました。