県警山岳警備隊副隊長の陶山さんの講話

 11月26日(火)、岐阜県警察本部地域部地域課地域課長補佐兼山岳警備隊副隊長の陶山慎二朗さんをお招きして山岳警備隊のお話を伺いました。
 陶山さんは、山岳救助の分野では県警で2人目、現役ではただ一人、警察庁の「広域技能指導官」に指定された方です。「広域技能指導官」とは、卓越した技能や知識をもつスペシャリストとして警察庁が指定するものです。

 山岳警備隊といっても、陶山さんは警察官。
 最初に警察官の仕事について動画を見せていただきました。警察官には様々な職種があり、陶山さんは交番などの勤務をしながら、救助要請がかかると山岳警備の仕事にあたっていたそうです。

 陶山さんから山岳警備隊の仕事について、スライドや動画使って救助活動の様子や噴火した御嶽山での活動を紹介していただきました。実際の救助動画の、自らも危険と隣り合わせの現場での救助の様子の映像は、息を呑む思いでした。

「陶山さんは、なぜ山岳警備隊になろうと思ったんですか?」という生徒の質問に、
「大学4年生の時に、警察24時で山岳警備隊の特集を観ていて、自分の特技を生かしたこの仕事がしたいと思って志願しました。」と答えてくださいました。

 とても穏やかで優しい語り口の陶山さん。
 「私は、この仕事に誇りと使命感をもっています。」
 陶山さんは県民の安全を第一に想っていらっしゃる、とっても素敵な警察官でした。
 陶山さん、貴重なお話をお聞かせくださり、ありがとうございました。