6月22日(日)、姫川清掃があり、中学生と先生ボランティアが参加しました。

 区長さんから挨拶をいただき、ボランティア開始! この時、一足お先に教頭先生は開始し、軽トラで草集めを始めていました~。やる気マンマン!

 中学生は、地域の方が刈ってくださった草を集めをしました。

 地域の方みんなで姫川沿いをきれいにしようという取組は、みんなが南姫という町を大切にしているということが伝わってきました。
 生徒たちも、その想いを感じながら、精いっぱい働いていました。終わった後の姫川沿いは、とても爽やかでした。

 ボランティアの皆さん、お疲れさまでした!
 きれいになった姫川沿いを歩く中学生は、どんなことを思うかなぁ。

 いのちの授業は、2部構成。2部の講師は、潤さん結香さんに加え、一昨年度来校してくださったKANE&KOTFEさん。4人の方にそれぞれの学級に入っていただき、潤さんのお話を聞いて、各学級で「自分らしさに」ついて考えました。

 各学級では、講師の方のお話を聞いたり、テーマに沿って話合いをしたり、質問に答えていただいたりと、それぞれの形で「自分らしさ」について考えていました。

 生徒たちは、LGBTQ当事者の方の想いをうかがい、今まで考えなかったことを考えるきっかけになりました。
「授業は、講師の方に入っていただいてどうだった?」
「すべてを受け入れてくれて、とっても楽しかったです。」
「自分らしさって、大事だなぁと思いました。」
「制服について考えていきたいと思いました。」
「とっても楽しかったから、また来て話がしたいです。」
生徒たちにとって、とても中身の濃い時間になったようです。

 こうしてご縁をいただいて来ていただいた講師の方からは、
「みんな揃って伝えられたこと、生徒たちのまっすぐな考え、先生たちの素敵な想い、どれもHAPPYな時間でした。」
「先生方からも「よりよい環境にしていきたい」という気持ちがひしひしと伝わってきて、逆に僕たちが元気をもらう時間になりました。」
とお言葉をいただきました。
 そして、南姫の生徒や先生は、「とっても素敵!」と何度も言っていただきました。

 みんなが自分らしくいられるように、みんながHappyでいられるように、南姫中生でそんな社会をめざしていきます。
 潤さん、結香さん、KANEさん、KOTFEさん、ありがとうございました!

 6月20日(金)、東郷潤さんとそのパートナーの結香さんを講師にお招きし、「自分らしさって何だろう」という演題で、「いのちの授業」のお話を伺いました。
 この日は、生徒のほかにも、保護者さんや地域の方、他校の先生方も参加されました。

 東郷潤さんは、生まれながらの性別と心の性別に違和感をもって戸籍を変更したトランスジェンダー。違和感をもちながらも、30歳までカミングアウトをせず過ごしてきたそうです。
 辛いことがあったようですが、潤さんの関西弁の喋りと明るさとわかりやすいお話に、生徒たちも大人もぐいぐい引き込まれ、あっという間の温かい40分でした。

 話の後には、質問タイム。何人かの生徒が質問をしていました。
 最後に生徒会長の梶さんが代表であいさつをしました。
「東郷さんお話を聞いて、自分自身の生き方について考えることができました。
 最近ではLGBTQという言葉をよく耳にしますが、実際にどのようなものなのか理解して いませんでした。実際にお話を聞いたことで、様々な性に対する考え方を知り、互いのことを理解し合うことの大切さを学ぶができました。
 僕の身近な人の中にも、僕とは違った様々な考え方をもっていると思います。互いのことを理解し合い、認めていけるような関わりを大切にしていきたいと思います。」

 潤さんの講話の中で印象に残った言葉は「中学校時代の記憶がない」でした。
 南姫中の生徒が楽しい中学校生活を送ることができるように、全ての人が幸せな毎日を過ごせるように、みんなで考えていきたいと思います。
 LGBTQ当事者である潤さんからお話を聞いたことで、「自分らしさ」について改めて深く考える時間になりました。
 潤さん結香さん、ありがとうございました!