
6月20日(金)、東郷潤さんとそのパートナーの結香さんを講師にお招きし、「自分らしさって何だろう」という演題で、「いのちの授業」のお話を伺いました。
この日は、生徒のほかにも、保護者さんや地域の方、他校の先生方も参加されました。

東郷潤さんは、生まれながらの性別と心の性別に違和感をもって戸籍を変更したトランスジェンダー。違和感をもちながらも、30歳までカミングアウトをせず過ごしてきたそうです。
辛いことがあったようですが、潤さんの関西弁の喋りと明るさとわかりやすいお話に、生徒たちも大人もぐいぐい引き込まれ、あっという間の温かい40分でした。






話の後には、質問タイム。何人かの生徒が質問をしていました。
最後に生徒会長の梶さんが代表であいさつをしました。
「東郷さんお話を聞いて、自分自身の生き方について考えることができました。
最近ではLGBTQという言葉をよく耳にしますが、実際にどのようなものなのか理解して いませんでした。実際にお話を聞いたことで、様々な性に対する考え方を知り、互いのことを理解し合うことの大切さを学ぶができました。
僕の身近な人の中にも、僕とは違った様々な考え方をもっていると思います。互いのことを理解し合い、認めていけるような関わりを大切にしていきたいと思います。」
潤さんの講話の中で印象に残った言葉は「中学校時代の記憶がない」でした。
南姫中の生徒が楽しい中学校生活を送ることができるように、全ての人が幸せな毎日を過ごせるように、みんなで考えていきたいと思います。
LGBTQ当事者である潤さんからお話を聞いたことで、「自分らしさ」について改めて深く考える時間になりました。
潤さん結香さん、ありがとうございました!