「狂言」鑑賞

前回7月にもお越しいただいた「大蔵流狂言 山本会」の皆様が、今回はワークショップではなく、演劇に来てくださいました。

文化庁の「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業」に応募したもので、なかなか体験できない「出会い」ができます。

先日の「小人サーカス」とはまた違うピリッとした雰囲気が体育館にありました。

簡単に説明をしていただき、開演です。

はじめは「柿山伏」。4年生以上の子は授業などで知っていますよね?

あらすじ:【修行を終えて腹ペコな山伏が、柿の木の登って勝手に柿を食べていました。そこにやってきた柿の木の持ち主は、どうやって懲らしめてやろうか、と様々ないたずらを考えます】

続いて「附子」。

あらすじ:【外出する主人は、大事な黒砂糖を召使に食べられないように、「この中身はその空気に触れただけで人が消えてしまうほどの猛毒だ!」と告げて外出します。しかし召使たちは中身が見たくてたまらず、空気を仰ぎながら近づき、ふたを開け、黒光りする物体がおいしそうで口にします。そのあまりのおいしさに大喜びで結局全部食べてしまいます。そこで間もなく帰ってくる主人への言い訳を一生懸命に考えました…。】

続いては、みんなで一緒にやってみます。

3~6年生は前回を思い出して復習して、1,2年生はそのまねをして声を出しました。

みんなのうたに合わせて舞ってくれました。

最後は人間国宝でいらっしゃる山本東次郎さんが登場。

なかなか直接触れることのない世界。小学生にはどうなんだろうと少し考えていたのですが、狂言の魅力を感じ取った子もたくさんいたようです。

貴重な体験をありがとうございました。