7月1日より、市内の小学校で空調機の運転が開始されます。湿度が高く、蒸し暑かった本日は、その試運転として、数時間稼働しました。子どもたちからは、「気持ちがいい」、「過ごしやすい」などの声が聞かれました。今後、教室は快適に過ごせますが、運動場・体育館などとの温度差は大きくなります。子どもたちの体調管理に、なお一層気をつけて運用していきます。

 5月とはいえ、先日は真夏日が続き、熱中症の発生を心配する状況になってきました。学校では、毎日「熱中症指数計」を設置し、暑さ指数(WBGT)を測って、野外運動の可否を確かめています。今後は、さらに気温・湿度が高い日が続く時期に入ります。常に子どもたちの健康状態を把握し、積極的な水分補給や休息に心がけて対応していきます。ご協力をお願いします。

熱中症を引き起こす要因は、「環境」「からだ」「行動」によるものが考えられます。「環境」の要因は、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどです。「からだ」の要因は、激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じること、暑い環境に体が十分に対応できないことなどです。「行動」の要因は、激しい筋肉運動、慣れない運動、長時間の屋外作業などです。

人間の身体は、平常時に体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっており、体温調節が自然と行われるのですが、前述のような3つの要因により、汗や皮膚温度による体温調整ができなくなり、体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまいます。このような状態が熱中症です。

連日の猛暑続きは、人命に危険を及ぼすような状況であると報道されていますが、学校は夏季休業中ですので、子どもたちに注意を促す機会には恵まれていません。是非ご家庭内で声を掛け合っていただいて、熱中症予防に努めていただきますよう、心よりお願いいたします。

熱中症予防に役立つサイトを以下に紹介しますので、ご活用ください。

環境省「熱中症予防情報サイト」

※熱中症の基礎知識
※熱中症 ~ご存じですか?予防・対処法~
※暑さ指数(WBGT)の実況と予測【岐阜県】
※暑さ指数(WBGT)の実況と予測【多治見市】
※暑さ指数(WBGT)とは?

日本スポーツ協会「熱中症を防ごう」

※熱中症予防のための運動指針

日本気象協会「熱中症ゼロへ」

※熱中症について学ぼう
※熱中症セルフチェック