JICAが実施している研修員受入事業の中で、JICA中部を訪れてみえる12名の研修員の皆さんが、市之倉小学校へお越しくださいました。研修員の皆さんは、母国において学校保健、公衆衛生、健康増進等に関する行政に携わっておられる方々です。市之倉小学校では、正しい歯磨きの方法、歯肉炎予防の方法などについて、各学年において年間で5~6時間程度の授業を実施しており、また、この他にも「早寝・早起き・朝ごはん」などの生活習慣、歯磨きの方法や習慣などについて見直すために、6月、11月、2月の年3回、「健康づくり週間」を設けて、家族ぐるみの取組を推進していますが、研修員の皆さんは、この市之倉小学校方式の歯科保健指導の様子を見学にみえたのです。
第3校時 歯科保健授業の参観(2~5年生)
最初に、2年生~5年生で実施された歯科保健授業を参観していただきました。子ども達の発言や教師の発問は、無線機を通じて研修員の皆さんのイヤホンに同時通訳が流されていましたので、授業の内容もよくわかっていただけたはずです。研修員の皆さんは、子ども達の活動の様子を興味深く見守っておられました。授業時間の最後には保健室の見学もされました。
第4校時「ふれあい集会」への参加
次に、全校児童が体育館に集まり、研修員の皆さんにも参加していただいて、「ふれあい集会」を実施しました。はじめに子ども達が歓迎の合唱を披露しました。研修員の皆さんは全員で12名、アフガニスタン、ガーナ、リベリア、ミクロネシア、ミャンマー、スーダン、タンザニア、ザンビアの8カ国から、それぞれ来日しておられます。集会のはじめには、研修員の皆さんの自己紹介の中で、母国のことについても簡単に紹介していただきました。そして、研修員の皆さんと子ども達が一緒になって、「じゃんけんジェンカ」を楽しみました。笑顔あふれる「ふれあい集会」でした。
第5校時 合同歯科保健授業の参観(1・6年生)
午後には、1年生と6年生の合同保健授業を参観していただきました。上級生が下級生の歯みがきトレーニングをするという活動について、研修員の皆さんからは口々に「とても素晴らしい活動だ」と褒めていただくことができました。