人のたんじょうについて学習をしています。人の生命のたんじょうにはおよそ38週かかります。生まれる前には、母親のおなかはとても大きくなります。お家の人へのインタビューの中で、妊娠中はとても大変だという話を聞いていましたが、なかなか実際のことはわかりません。

そこで、保健センターに妊婦体験セットをお借りして、妊婦体験をしました。つけてみると思っていた以上に重く、とてもバランスがとりにくそうでした。「街で混雑しているところはとても大変そう」「ずっと立っているととても疲れる」「イスに座る方が立つ時よりも大変だった」「床に腰をおろすのは、イスに座る時よりも大変だった」「下にあるものを取るのは大変。洗濯物を取る動作に似てるからきっと大変だったんだろう」と、体験と実際の生活の場面をリンクさせながら考えられる子がたくさんいました。

これからの生活の場面でも、「妊婦さんの大変さがわかった。これから電車などでは席を譲ってあげたい」など、今回実感した大変さを踏まえて、優しく接してあげたいと考える子どもたちがたくさんいました。優しい気持ちがいっぱいの5年生でした。