学校で集団生活を送っている子ども達が、非常時にはどのように行動したらよいかを知り、安全に素早く避難できるようにするため、命を守る訓練を実施しました。今回の訓練は、「休み時間に地震が発生する」という想定での実施でした。休み時間に子ども達は、運動場に出て遊んだり、図書館へ本を借りに行ったり、トイレへ行ったりと、それぞれの場所で活動しています。その中で緊急地震速報の放送が流れると、上から物が落ちてきそうな場所を避け、倒れたり壊れたりしそうな物から遠ざかるようにしながら、頑丈な物の下に隠れたり、転倒を防ぐために低い姿勢をとったりと、それぞれの判断で身体を守るために身構え、地震の揺れに備えます。地震の揺れが収まったところで、安全な経路を自分で考えて運動場へと避難します。不測の事態に備え、どの子も真剣に訓練に取り組むことができました。消防署の方からも、避難が速やかで上手にできていると、お褒めの言葉をいただくことができました。
運動場への避難訓練が終わった後、消防署の皆さんが特別に、プールの水を使った消防車による放水の実演をしてくださいました。あってはならないことですが、万が一学校で火災が起きた場合には、プールが消火活動のための防火用水になるということを学ぶことができました。その後、先生たちがモデルになり、校内に設置してある消火器の使用方法について、消防署の方から教えていただきました。