多治見空襲の史跡を巡るツアー

 本日、7月に本校で平和学習の講師をつとめてくださった鬼頭さんが主催する「多治見空襲の史跡を巡るツアー」が開催されました。本校から生徒3名、保護者1名、教員1名が参加しました。根本小学校でも6月に鬼頭さんによる平和学習が実施されたので、根本小学校からも児童6名、地域の方1名、教員1名が参加しました。講演の時に紹介された幸町の伊藤稲荷にある忠魂碑に残る空襲による弾痕、多治見駅古渓用水広場にある多治見空襲の碑、昭和小学校に残されている旧校舎の空襲による弾痕や当時の学校日誌、米軍機による機銃掃射で小学生が命を落としたと思われる土岐川にかかる記念橋付近、美濃焼ミュージアムに展示されている陶器製の手榴弾などを見学すると共に鬼頭さんや美濃焼ミュージアムの館長さんから説明を受けました。実際に現場に立つことで、遠い80年前の記憶や記録に想いを馳せ、平和学習をさらに深めることができました。戦後80年、戦争体験者がどんどんお亡くなりになられており、それを語り継ぐ人も少なくなっています。戦争を知らない子供達が、この歴史を大いに学び、そこに想いを馳せることで、この戦争を風化されることなく、より良い次世代を築いていけるような未来が来ることを願わざるを得ません。

 なお、この模様はNHK岐阜の取材を受けており、8月19日以降の夕方の番組「まるっと岐阜」で紹介される予定になっています。