2020.3.23「高社」最終号 校長先生からのメッセージ
2月28日、市内小中学校校長に緊急招集がかかり、私は、会の初めに挨拶だけさせてもらって出かけた。安倍首相の3月2日より臨時休校要請があったからだ。 ・・・果たして、市内小中学校は一斉休校となり、3週間が過ぎ去った。児童のみなさん、保護者のみなさん、地域のみなさん、前代未聞、未曾有の状況に大変なご苦労とご心配の中、今現在も過ごされていることと思います。成長の実感と感謝の気持ちを仲間とともに確認しあう時間が奪われ、予定通り、願い通りの卒業式、修了式を迎えることはできない悔しさがあります。しかし、なんとか、3月25日は卒業式、翌日26日は修了式を規模と時間を縮小して執り行います。こう書きつつも、(ホームページ上には掲載しておくものの)この「高社」を配布できるのは、卒業式当日、修了式当日になってしまい、目にしてもらえるのは、式後のことになろう・・・ 6年生のみなさん、ここまで本当にありがとう。運動場がない、体育館もない、狭い仮設校舎・・・大きな変化と変更だらけの生活の中で、あなたたちは、工夫すること、我慢することのお手本を下級生に示し、小泉小学校が大切にしてきたことをしっかり維持してくれました。今しばらく、この苦労は続きます。新たなウイルスとの闘いも続きます。しかし、あなたたちの工夫と我慢のお手本があるので、下級生も、新校舎ができるまでの生活をしっかり乗り切ってくれると思います。 今日は、全員がマスクをしての6年生を送る会。今日も、我慢と工夫が必要となりました。今日は、素晴らしい会になると思います。それは、みなさんが頑張っている人、頑張ってきた人のことを、ちゃんと見ていたと思うからです。仲間の頑張りを感じ取ってきたと思うからです。一人一人が、自分の中にある感謝の気持ちをとりだして、演奏や呼びかけのことばに気持ちをこめて表現すると思うからです。きっとホワホワした温かい会になると思います。 (6年生送る会の最初の挨拶より) 6年生送る会は、「とても素晴らしい会だった、予想以上のホワホワした温かい会だった」と聞きました。 6年生を送る会のあと、早帰りをした。全校児童が集まれるのはこの6年生を送る会が最後となってしまいました。それ以来の再会の時が卒業式、修了式となってしまいました。在校生のみなさん、卒業式の日は、心の中で6年生の姿を思い起こし、「ありがとう」のことばを学校に向かって発してください。 卒業おめでとうございます。 進級おめでとうございます。一年間の工夫と我慢、本当にありがとう。