私たちの心を映すかのように涙雨が降り注ぐ中、6年生が卒業しました。「お世話になったみなさんに感謝の心が伝えたい」という気持ちが、姿に表れていました。見事な卒業式でした。5年ぶりに5年生も参加し、みんなでお祝いすることができました。最後には、練習の成果を発揮して「旅立ちの日に」という曲を見事に歌い上げてくれました。感動の卒業式となりました。

保護者の皆様、お子様のご卒業、おめでとうございます。

今年度は、久しぶりに「卒業式で歌いたい」という6年生の思いが実現します。そのため、指揮者・伴奏者に立候補してくれた4人のオーディションを実施しました。緊張する中、卒業式によい合唱をつくるために挑戦してくれた4人の思いが素敵です。

がんばります!

最後に、北陵中学校の文化委員長・伊藤さんからアドバイスしていただきました。伊藤さんには、前回、4年生が音楽祭に向けて実施したオーディションでも指導してもらいました。

それぞれ、しっかりとよい点をほめてくださった後で、アドバイスもしてくれました。「指揮者は今後、もっと自分の中で歌って、指揮に抑揚とか、強弱をつけるといいですね。そうすると、歌う子も、伴奏者も気持ちが盛り上がって、卒業式にふさわしい歌になると思います。」「伴奏者は、自分が楽しく弾くことも大事だけど、同級生が最後に歌う曲だから『旅立ちの日に』という曲の曲調をよく理解して弾くとよいと思います。」「たとえ今回、選ばれなくても、歌い手として、自信をもってがんばってほしいです。」と、的確かつあたたかい言葉をかけてくれました。

緊張する中、精一杯、練習の成果を出そうと挑戦した6年生の4人、そして先輩として素敵なアドバイスをしてくださった伊藤さん。よい卒業式になる予感がしました。

多治見市では、株式会社Blueberryのプログラムで、プロのお話を直接聞くことができるオンラインイベントを全小学校で実施しています。本校では、6年生で本日、実施していただきました。

料理研究家、声優、アクセサリーデザイナー、ファイナンシャルプランナー、映画監督、Webマーケター、アルティメット選手、テーマパークキャスト、システムエンジニア、という普段お会いすることができない、プロフェッショナルな9人の先生のお話を、3会場に分かれてお聞きしました。

お仕事の内容、どのような理由でこの仕事についたか、どのようなことが喜びか等、それぞれの立場で、とてもわかりやすく、丁寧にお話していただき、仕事に対する誇りや情熱を感じました。質問タイムも子ども達が興味があることや、疑問に思っていることに丁寧にお答えいただきました。アルティメット選手の方には、「僕は将来、サッカーの日本代表をめざしているけれど、どのように頑張るとよいですか?」、ファイナンシャルプランナーの方には「どのようにするとお金が増えますか?」、テーマパークキャストの方には「僕は初めて会う人に話しかけることが苦手ですが、コツを教えてください。」等、素直な質問に、なごやかな雰囲気になりました。

みなさんに共通していたのは、「働いていても、毎日、勉強し続けることを大事にしています。」とそれぞれの立場でおっしゃったことです。素敵な出会いをさせていただき、みんなの目が輝いていました。

授業が始まると、体育館の中にセッティングされた跳び箱や、マットや、平均台の活動を、ぐるぐると回りながら、楽しそうに驚くほどのスピードで何種類もの運動をしました。

ウォーミングアップが終わると、頭はね跳びをするために、自分達の力に応じて、練習場所を選んで、何度も何度も練習しました。「いくよ~」「いいよ~」の掛け声の後、練習する子の補助をしたり、「やった!」「できた!」と喜び合いながらハイタッチしたり、温かい雰囲気の中で、練習しました。怖がらず、時間いっぱい、何度も挑戦する姿に、「さすが6年生」と感じました。